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スニーカーの正しい保管方法|おすすめのグッズや長く履き続けるコツ​

スニーカーは単なる履物ではなく、ファッションアイテムとして幅広い年齢層に人気があります。中にはコレクションとしてたくさん集める愛好家もいるほどです。

しかし、正しく保管しないと劣化が早まり、お気に入りのスニーカーでも処分せざるを得なくなってしまいます。

そこでこの記事では、スニーカーの正しい保管方法について解説し、保管におすすめのグッズや、長持ちさせるコツを紹介していきます。

スニーカーが劣化する原因

スニーカーの劣化は、加水分解によって生じます。加水分解とは化学反応の一種で、スニーカーの素材に含まれる化学物質が、湿気など空気中の水分に触れることで生じる分解反応です。

加水分解が進むとスニーカーの劣化が顕著になり、最悪の場合ボロボロになってしまいます。特に、ウレタン素材が使われているかかとや底のソール部分が劣化しやすいとされています。

加水分解は経年劣化の一種のため、物理的に止めることは難しいでしょう。そのため、適切に保管することで、いかに加水分解を進行させないかが重要になってきます。

スニーカーの正しい保管方法

スニーカーを長持ちさせるためには、劣化させない保管の仕方を学ぶ必要があります。
ここでは大きく2点の項目にわけて、スニーカーの正しい保管方法を解説していきます。

定期的にメンテナンスする
スニーカーを良好な状態で長く使用するために、定期的なメンテナンスを心がけましょう。

日常的に使用していると、スニーカーに汚れが付着していきますが、この汚れを放置していると劣化しやすくなります。
日頃からブラッシングやタオルで拭くなどして、清潔な状態にしておきましょう。

また、月1回程度のペースで水洗いすると、さらに良好な状態を保ちやすいです。水洗い後は1日ほど陰干しして、早めに水分を抜くことをおすすめします。

直射日光や高温多湿を避ける
直射日光や高温多湿な環境は、いずれもスニーカーの大敵です。たとえば、玄関にある下駄箱は空気が停滞しやすく、脱いだばかりの靴を入れておくと湿度も上がりやすいです。

変形や色落ちの原因になる上に、湿度の高い環境では加水分解を引き起こしやすくなります。そのため、スニーカーを保管する際は、なるべく日差しが少なく涼しい場所を選ぶようにしましょう。

スニーカーの保管におすすめのグッズ

スニーカーを劣化から守るには、空気中の水分を取り除くなど、保管にあたって適切な環境づくりが必要です。ここでは、スニーカーの保管におすすめのグッズをそれぞれ紹介していきます。

シューキーパー
シューキーパーは、靴の形状を保つためのグッズです。スニーカーを長持ちさせるには、型崩れは防ぎたいところです。型崩れが進んでしまうと見た目が悪くなるだけでなく、履き心地も悪くなり、スニーカーの機能性も失われるおそれがあります。

なお、木製のシューキーパーは靴の湿気を吸収する効果が高いので、スニーカーの保管に適しています。除湿剤とあわせて使用するといいでしょう。

乾燥剤
乾燥剤には、空気中の水分を吸収し、湿度を下げる効果があります。スニーカーは1日中履くと体内の汗をかなり吸収するので、劣化防止の観点から乾燥剤を使用して湿気を取り除くことをおすすめします。

靴用の乾燥剤を購入して、加水分解が起こりやすいソールの下に置くとより効果的です。ドラッグストアに売っているようなもので十分なので、スニーカーを履いてよく出かける方は試してみてください。

クリアボックス
湿気からスニーカーを守るには、クリアボックスに入れて保管するのも効果的です。密閉されたボックス内なら湿気が入りにくく、生活臭などの外部からの影響も最小限に抑えられます。

ただし、1足ずつクリアボックスに入れると場所を取りすぎてしまいます。場合によっては、大きめの密閉できるジップ袋に入れ、空気を抜いて保管するのもいいでしょう。

コレクションのように多数のスニーカーを持っている場合は、自宅に余裕がなければトランクルームなどの外部スペースを活用するのも選択肢のひとつです。

スニーカーを長く履き続けるコツ

スニーカーを長持ちさせるためには日頃の使い方にも気を配りましょう。スニーカーを長く履き続けるためのコツがいくつかありますので、ひとつずつ紹介していきます。

雑な脱ぎ履きをしない
スニーカーは雑な脱ぎ履きを想定したつくりになっていないため、靴ひもをほどかず無理やり脱ぎ履きをすると、型崩れにつながるおそれがあります。また、スニーカーのかかとを潰すのも経年劣化につながりやすいので避けましょう。

脱ぎ履きの際には、毎回靴ひもをほどき、靴ベラを使用してきちんと結ぶとスニーカーの持ちがよくなります。手間に感じたとしても、スニーカーを長く使うために実践するようにしましょう。

すぐに下駄箱にしまわない
履いたスニーカーをすぐに下駄箱にしまわないことも、長く使い続けるために重要です。帰宅後はすぐに下駄箱にしまいたくなるかもしれませんが、そうすると湿気がこもりやすくなってしまいます。

他のスニーカーにも悪影響が及ぶ可能性があるため、おすすめできません。スニーカーを履いて外出した後は、1日ほど風通しの良い場所に置き、湿気を抜いてからしまうようにしましょう。

毎日同じスニーカーを履かない
スニーカーは消耗品のため、毎日同じスニーカーを使うと劣化が早くなりやすいです。可能であれば、複数のスニーカーや他の靴をローテーションで使いまわすといいでしょう。

毎日履くとそれだけ劣化が早くなるため、なるべく休ませてあげると良好な状態を保ちやすくなります。

スニーカーの保管に適した場所

スニーカーは直射日光や湿気などに弱いので、それらを避けて保管できる場所が適しています。ここからはスニーカーの保管に適した場所を見ていきましょう。

下駄箱
家の玄関にある下駄箱は、日が差し込まないので直射日光を避けるという点ではおすすめです。ただし、靴を詰め込みすぎると湿度が上がってしまうので要注意です。

また、ずっと閉めたままだと空気がこもりやすくなります。そのため、なるべく空間にゆとりを持たせて収納し、下駄箱を定期的に開けて換気しましょう。

押し入れやクローゼット
押し入れやクローゼットも、日の光が当たりにくいため、保管に適しています。ただし、履いたスニーカーをそのまま置くのは衛生的ではありません。汚れが付着したままだと、他の荷物が汚れてしまったり、雑菌が湧いたりする可能性もあります。

そのため、シューズボックスを入れてから収納するなどの工夫が必要です。また、湿気が気になる場合は、乾燥剤の併用をおすすめします。

スニーカーを長く使い続けるのならトランクルーム

ここまでスニーカーの正しい保管方法について紹介してきましたが、「毎回保管グッズを使うのが面倒」「自宅に十分な保管スペースがない」という方もいるでしょう。そのような場合には、トランクルームの利用がおすすめです。

キュラーズは屋内型のトランクルームで、最新の空調設備によって温湿度管理を徹底しており、湿気を気にするデリケートなモノの保管にも適しています。また、トランクルーム専用ビルなので建物全体のセキュリティを一元管理しているため、大切なスニーカーを安心して保管できます。

さらに豊富な収納サイズを用意しているので、荷物量に合わせて最適な収納サイズを選べる点も魅力です。トランクルームの利用を検討する際は、ぜひキュラーズもチェックしてみてください。

まとめ

スニーカーは様々なシーンで活躍する便利なシューズですが、正しい方法で保管しないと劣化を早めてしまいます。使用方法を見直すだけでも長持ちの効果がありますが、それだけではなく、保管に適した場所で収納し、場合によってはグッズも利用するようにしましょう。

なお、自宅で適切に保管し続けるのが難しいと感じた場合は、トランクルームを利用するのもひとつの手段です。お気に入りのスニーカーがたくさんあり、コレクションとして保有している方は、特にトランクルームの利用を推奨します。

大切なスニーカーの保管方法に悩んでいる場合は、ぜひキュラーズのトランクルームを活用することも検討してみてください。

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