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整理収納アドバイザー/お部屋と心のカウンセラー 中山真由美(なかやままゆみ)
日本テレビの「深イイ話」やNHK「あさイチ」にも出演した、今注目の整理収納アドバイザー。その他テレビ・雑誌にも多数取り上げられ、収納セミナーの講師やマンションの間取り提案・監修までもを行う収納のプロ。整理収納のプロ 中山真由美の片付け・整理・収納特集
ご家庭で、しまい場所に困るものの上位にいつも上がってくるのが「布団」です。特に客用布団は、常に使う物ではないのに収納スぺースの中で場所を取ってしまうので、どうしたらいいのか頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。 押入れなど、収納スペースに布団をたたんで重ねられる奥行きがある場合、おすすめなのはコノ字ラックを入れて収納する方法です。 コノ字ラックは、直置きした時にできてしまう布団の上の空間を有効利用することができるグッズです。 ラックの上に布団を置くので、直置きよりずっと通気性がよくなりますし、そのラックの下には引き出しケースが入れられるようになります。ここに布団と一緒に使うシーツや枕カバー、タオルケットなどを収納すれば、すぐに布団がセットできてとても便利です。
布団の組数が多いときはコノ字ラックは使わず、すのこを敷いて、その上にたたんで収納します。この時注意していただきたいのが、すのこを置く向き。重要なのは、下の足部分の板の向きです。この板が、奥の壁に対して垂直になるよう設置してください。平行にしてしまうと空気が奥まで通らず、湿気がこもってしまいます。
正しい置き方
そのままの大きさでは収納しきれないという場合は、ふとん圧縮袋を使います。薄くなって何枚も重ねられるようになるので、狭いスペースでも収納できてとても便利です。ですが、注意していただきたいポイントがいくつかあります。 また布団の種類によっては圧縮には不向きなものがあります。羊毛布団は元の厚みに戻らなくなるので、圧縮しないようにしましょう。 羽毛布団も長い間圧縮したままだと、完全には元に戻らない場合があるので注意が必要です。布団を圧縮する場合は、比較的使用頻度の高いものにすることをおすすめします。
間違った置き方
布団を重ねて収納する奥行きがない場合は、立てて収納するというのもひとつのワザです。といっても布団は柔らかくて自立できないので、つっぱり棒を使用します。 まず収納スペース奥の壁に布団をたてかけ、布団の厚みと同じくらいの位置に、横向きにつっぱり棒を渡します。これで布団が倒れることなく、自立した状態で収納できます。 収納スペースの奥にしまうので、もち手のついたソフトケースや布団専用ケースに入れておくと、取り出す時に便利ですし、ホコリなどもつきにくくなります。
他に収納すべきものがたくさんあり、布団を収納する余裕がない場合はトランクルームなど、外部での収納を考えてみてください。必要な時だけ布団をお家にもってくるという方法です。最近のトランクルームは種類やサイズが豊富で、空調管理がしっかりしています。 キュラーズさんのトランクルームであれば、家にしまっておくよりよい状態で保管できるので、近くにある方は利用を検討してみてください。 また来客用の布団は、思い切ってレンタルにしてみるというのもよい方法です。きれいな布団が、必要な時に必要な数だけ宅配便などで届きます。どちらもレンタル料はかかりますが、家の中の収納スペースがスッキリして、使用頻度の高いものを収納することができます。
よく使うものは取り出しやすい場所に、シーズンオフの布団や来客用布団のように使用頻度の少ないものは目につかない場所に収納することで、動線に無駄がなくなり、すっきりしたお家になります。どんなお家でも収納スペースには限りがあるので、優先順位に合わせて収納を考えるのは、とても大切なことなのです。 使用頻度をしっかり見極めて、暮らしやすいお家を目指しましょう。
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