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整理収納アドバイザー/お部屋と心のカウンセラー 中山真由美(なかやままゆみ)
日本テレビの「深イイ話」やNHK「あさイチ」にも出演した、今注目の整理収納アドバイザー。その他テレビ・雑誌にも多数取り上げられ、収納セミナーの講師やマンションの間取り提案・監修までもを行う収納のプロ。整理収納のプロ 中山真由美の片付け・整理・収納特集
クローゼット内の掛ける収納の上にある棚を枕棚と呼びます。ここは手を伸ばさないと届かない高さにあるので、何となくいろんなものを積み重ねたままにしているお宅が多いのではないでしょうか。 枕棚は高い位置にあるので「普段使わないもの=使用頻度の低いもの」、「必要な時にはすぐ取り出したいもの」を収納するのに適しています。 ですが奥に何をしまったか忘れがちなので、直置きにはしないようにしてください。きちんとケースに入れ、中に何が入っているかわかるようにしておくことが大事なポイントです。いざ使うという時にきれいな状態でさっと取り出すことができ、とても便利です。
枕棚に収納するケースには、必ず中身を明記したラベルを貼っておきましょう。「ここには何を入れていたんだっけ…」「あれは、ここにしまったかもしれない」などと、いちいち中を確認しなくて済むように、使用頻度の低いものほど外側の見やすい位置にラベルを貼っておいてください。写真のように、お子様が小さいとき作った工作や絵などは「さくひんボックス」というラベルをつけて保管しておきましょう。ラベルの文字をひらがなにしておけば、お子様自身も確認することができます。
枕棚は手を伸ばして出し入れする位置にあるので、あまり重い収納ケースは不向きです。おすすめは、紙製のバンカーズボックスやキャンバス地のソフトケースです。バンカーズボックスは、アメリカのオフィスで使われていた軽くて丈夫なふた付きの収納ボックスです。見た目もシンプルでおしゃれなので、私たちお片付けのプロもよく使用するアイテムです。もち手部分が大きいところも枕棚収納に向いています。手でつかめる部分があると、高い位置にあるモノはとても取り出しやすくなるのです。 バンカーズボックス以外のケースを選ぶときも、必ず取手やもち手がついているものを選んでくださいね。
では、具体的にはどんなものを収納すればいいのでしょう。 枕棚収納に適しているのは、先ほどご紹介した策お子さまのさくひんボックスやシーズンオフの衣類、冠婚葬祭グッズ、思い出ボックス、季節のイベントグッズなどです。 シーズンオフの衣類は、押入れなど別の場所だとしまうのも出すのも面倒になりますが、枕棚ならクローゼット内で入れ替えができるので、衣替えがとても楽です。冠婚葬祭グッズは、いざというときに足りないものがあったりして慌ててしまうもののひとつです。具体的には袱紗、数珠、香典袋や祝儀袋、バッグ、コサージュなど。冠婚葬祭の直前は何かと忙しく、小物を買いに行く時間も惜しいので、ひとつのボックスにすべて揃えておくと、慌てずに済みます。 思い出ボックスは結婚式のアルバムや昔の写真など、捨てられない思い出の品を入れておくものです。見たい時にはすぐ取り出せますし、写真などを無くす心配もありません。
このほか、お父さんが学生時代に使っていたユニフォームや賞状なども思い出ボックスに収納しておくといいですね。 五月人形やおひな様、クリスマスツリーの飾りやハロウィン衣装など、季節のイベントアイテムも枕棚にしまっておけば、年に一度の出番の時に探さずに済みます。 またどなたかにあげたいお子様のお下がりの服や、もう遊ばないけれど思い出がたっぷり詰まったおもちゃも、それぞれボックスに入れて「お下がり服」「思い出のおもちゃ」とラべリングをしておけば、必要な時にすぐに取り出せます。服の場合は通気性の良い、布製のふたがあるボックスに収納してください。 収納したボックスは、使用頻度に合わせて置く位置を決めます。めったに使わないものほど奥やコーナーのデッドスペースに。頻繁には使わないけれど、すぐに取り出せるようにしておきたいものは、手前に置くようにします。
このように、枕棚に使用頻度の低いモノを収納し、人別にモノの定位置を決めておくことで、目に入るゾーンにあるのはよく使うものだけになり、クローゼットの使い勝手がぐんとアップします。今、ご自宅の枕棚に何があるか、ぱっと思い浮かばない方は、そこを見直すとクローゼットが何倍も使いやすくなりますよ。そんなクローゼットを目指して、ぜひ頑張ってみてください!
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