ゴミ箱の選び方、置き方

ゴミ箱のサイズと置く場所は、キッチンの広さはもちろん、動線も考えて決めましょう。動線の邪魔をしないところに設置すると、何かをよけたり動かしたりしなくてもゴミが捨てられるので、ストレスフリーなキッチンになります。

この写真のようなコンロと冷蔵庫の間のスペースは、よくゴミ箱置き場として使われる場所です。一見最適のように見えますが、実際に使ってみると左側のコンロ下の収納が開かず、キッチンの動線を遮る場所に置いてしまっていることがわかります。
ここに置きたい場合は、冷蔵庫側に薄い2～3段型のゴミ箱を置くことをオススメします。またシステムキッチンの脇に置く場合は、幅が同じものを選びましょう。動線を邪魔せず、多くのゴミを捨てられます。

どこに置いても動線を邪魔になる、もしくは見えるところには置きたくない…。そういう場合は、キッチンの後ろにあるバックカウンターの下段に入れてしまうという方法がおすすめです。

捨てる時だけゴミ箱を引き出すので、使わない時はゴミ箱の姿は見えません。バックカウンターには、ついモノを収納したくなりますが、実はゴミ箱を収納するとキッチンはスッキリ片づくのです。

「動かしにくい」「ふたの開閉がうるさい」「中に袋が止められない」など、ゴミ箱についての不満を色々なところで伺います。私自身もなかなか100点のゴミ箱が見つけられなかったので、KEYUCAさんと共同開発して、理想のゴミ箱を作りました！
キッチン内ですっきり＆清潔に見えるよう、シャープな四角形＆清潔感のある白色のデザインです。すっきりした形と色なので、分別ごとにいくつか並べて使っても、圧迫感がありません。

かぶせるタイプのふたは使いにくいし邪魔、という声が多かったので、左右両開きのふたにしました。ゴミ箱の上にスペースが少ないカウンターの中に入れたままでも、ふたを全開にできます。閉まる時の音も静かにしています。

開閉はペダルでできるので、手がふさがっている調理時にも便利です。また、カウンター内から引き出して使う時や、ゴミ袋交換の時に動かしやすいよう後部にキャスターをつけました。

さらに、中にとりつけるゴミ袋はレジ袋を2～3枚かけることができるので、ひとつのゴミ箱で分別もできます。新しいゴミ袋は、替えたいときにすぐ変えられるよう、ストック用のポケットを内側につけました。内蔵にしたので、見た目もスッキリ。
いままでゴミ箱に感じていた不満をすべて解消した、こだわりのゴミ箱です。

KEYUCA（好評につき売り切れの場合もあります）

キッチンのゴミ箱について詳しくお話ししてきましたが、家の中の他の場所でも、そこにひとつゴミ箱を置くだけですっきり片づくようになる場所があります。
ひとつはリビングです。家族がくつろぐ場所だからこそゴミ箱が必要になります。大きいものは目立つので、ソファの横に小さく目立たないゴミ箱をひとつ置きましょう。
これがあるだけで、家族がソファで食べたお菓子の袋なども、テーブルに放置されずにきちんと捨ててもらえるようになり、お掃除の負担が軽くなります。

意外に思われる方が多いかもしれませんが、玄関にもゴミ箱があるととても便利です。ポストから出した要らないＤＭなどを捨てたり、飾っている観葉植物の枯葉などを捨てたりと、家の中にゴミを持ち込まずに処分できるからです。また外遊びが多い小さいお子さんのいるお家では、靴の中の砂を捨てるゴミ箱を置くと、家に汚れを持ち込まずに済み、家をきれいに保てます。

ゴミ箱はただ置くのではなく、ゴミが出る場所に、ゴミの量に応じた大きさのものを置くことが重要です。正しい置き方をすれば、家族みんなが自然にそこにゴミを捨てる習慣がつき、部屋が片づくようになります。「いつもここが散らかっている…」という場所があれば、まずはそこでどんなゴミが出ているかを確認してみてください。