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整理収納アドバイザー/お部屋と心のカウンセラー 中山真由美(なかやままゆみ)
日本テレビの「深イイ話」やNHK「あさイチ」にも出演した、今注目の整理収納アドバイザー。その他テレビ・雑誌にも多数取り上げられ、収納セミナーの講師やマンションの間取り提案・監修までもを行う収納のプロ。整理収納のプロ 中山真由美の片付け・整理・収納特集
お片付けができないのはだらしない、恥ずかしいと思う方が多いですよね。でも私がお片付けコンシェルジュとして1000軒以上のお宅でお手伝いしてわかったのは、そうではないということです。実は物が捨てられない人は、気持ちが優しく家族への愛情が深く、その愛情ゆえに家のものがなかなか捨てられなかったり、逆に完璧主義で使い切るまで捨てられなかったりすることが多いのです。 「きれいにしたい」という強い気持ちと、そうできないモヤモヤした気持ちの板挟みになり、「忙しい」「家族が散らかす」を言い訳に、お片付けを先に先にと延ばしてしまうようです。 そういう方は、まず最初にご自分がなぜ片付かないのか、その原因を知りましょう。それがわかれば、不必要なものを家に入れなくなり、捨てるものの目星がつくようになってきます。
思い当たるところにチェックを入れてください。 チェック1 □流行ものや便利グッズ、ブランド物が大好き。見つけるとつい買ってしまう □買ったまま一度も来ていない服、値札が付いたままの服がある □街で配っている試供品やティッシュ、宿泊先のアメニティは必ずもらう □特売、セールに弱い。安くなっていると買わずにいられない チェック2 □映画のパンフレットやコンサートのチケットはとっておく □値段が高かったものは古いモノでも捨てられない □「いつか使えるかも」と思ってとってあるものが結構ある □プレゼントでもらったものは好みのものでなくても捨てられない チェック3 □クローゼットやひきだしの中にはモノがぎっしりつまっている □日用品は多めにストックしておかないと落ち着かない □同じようなデザインや色の服をいくつももっている □ショッパーや紙袋は捨てられず、たくさんもっている それぞれの項目でチェックが一番多かったのが、あなたの「片づけられない一番の原因」です。 1のチェックが多かった人は「買うのも、もらうのも大好き」タイプです。今はやっている、今だけお得という言葉に弱く、無料でもらえるモノにも目がないので、どんどんモノが家にたまっていきます。対処法は「本当に必要か」自問自答することと、無料配布のモノはもらわないと決めることです。 2のチェックが多かった人は「どれももったいない」タイプです。「何かに使えるかも」「いつか使うかも」と考え、捨てることに罪悪感をもってモノをため込んでしまいます。そういうモノが増えすぎると、それに紛れて本当に必要なものが十分に活用できなくなってしまうほうが、もっともったいないと考えてみてください。 3のチェックが多かった人は「多めにないと不安」タイプです。一応、念のため、とたくさんモノを持ってしまい、逆に最後まで使い切れないものだらけになるパターンです。ストック数や自分のライフスタイルを見直し、必要なモノの数を把握しましょう。
片づけられない原因がわかったら、実際に今お家にため込んでいるものを処分してみましょう。人によって貯めてしまうアイテムは様々ですが、ここではみなさんが特にためこみやすいものと、その捨て方をお教えします。
食器やカップ類
桜模様など、季節ごとに食器を使いわけるというのは、日本らしいすてきな習慣です。でも実際に使っていますか? 実は同じ食器ばかり使っているというお家がほとんどです。しまいっぱなしになっている食器は処分するか、箱から出して使いましょう。特によく使う食器は出し入れしやすいゴールデンゾーンに収納してください。 枚数も10枚揃える必要はありません。4人家族なら6枚ずつのセットで十分です。ティーカップやマグもいつの間にかたまってしまうものですが、お気に入り以外はほとんど使っていないのではないでしょうか。汚れているもの、ちょっと欠けているものはすぐに処分しましょう。マグ、湯飲み、グラス類も、食器と同様家族の人数プラス2個あれば十分です。 私たちがお片付けの現場でよく見かけるのは、カップ&ソーサーでカップは割れて捨てているのに、ソーサーだけ残っているケースです。ソーサーだけ使うことはありません。セット物は、どちらかが割れたら捨てましょう。
タオル まだ使えると、ボロボロのものを使い続けてしまうのがタオルです。そしてそのボロボロタオルも、雑巾にするかもとしまいこんでいる人が多いです。そんなに雑巾は必要ないですよね。すぐに使う分以外は捨てましょう。 肌に直接触れるタオルは、清潔であることが第一。タオルに黒い小さな斑点がついていたら、それはカビです。すぐ捨てましょう。また肌触りも大切なので、ゴワゴワになったものも処分を。日ごろからきれいなものだけ使っていれば、来客時にあわてることもありませんよ。
ブランドの服とバッグ
「痩せたら着られる」「高かったから」となかなか手放しにくいアイテムです。年齢が上がるとなかなか痩せませんし、痩せたころには流行遅れになっている可能性大です。バッグも年に一回も使っていないものは、使っていないのと同じです。服もバッグも状態の良いうちにリサイクルに出しましょう。
化粧品
使いかけで残っていることが多いのが化粧品です。化粧品には使用期限があるので開封してから半年たっているものは処分を。続けて使っていないということは、肌に合わなかった、色や香りが好みでなかったなど、何か理由があるはずです。
DMはがきや割引券
お片付けが苦手な人が弱いのが「お得」です。割引券やDMはがきは、行くとはっきり決めているもの以外、捨ててしまっても困りません。最近はスマホのアプリなどでも同じセール情報などを載せているお店も多いので、急に行きたくなっても大丈夫なのです。 「もったいない」という気持ちはもちろん大切ですが、家にモノがあふれた状態では本当に必要なものがわからず、管理もできなくなります。それではモノを大切にしているとはいえませんよね。不要なものは処分して、必要なものを最後まできちんと使い切る、というのが本当にモノを大切にするということです。 上手にモノを手放し、気持ちよく暮らせるようになりましょう!
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