おうちファイルのテクニック

「これはまた使うから」「なくすといけないから、とりあえず置いておこう」と、ついつい棚の中に積んでしまうお家の書類。取っておいたものの、必要になった時にはどこにあるのかがわからない、となっている方も多いのではないでしょうか。
お家の中の書類は、種類もサイズも多岐にわたっています。一度全部出して、どんなものがどのくらいあるのかを把握しましょう。服やキッチンツールと同じです。すべて出してグループ分けしてみると、我が家には何が一番多いのか、何を取り出しやすくしておくと便利なのか、が見えてきます。

分類が出来たら、次は収納です。収納は使用頻度によって変えると使いやすくなります。 たとえば来週支払う振込用紙を、ファイルボックスの中のクリアファイルにしまったら、取り出しが面倒ですよね。モノは、使用頻度によって収納の仕方と場所を変えることが大事です。

たとえば…
・返信や振り込みなど行動が必要なモノ→オープンなアクションコーナーに収納し、ダイニングテーブルやカウンターの上など目につく場所に。領収書などもオープンなカゴ収納がおすすめです。

・学校のプリントなど頻繁に出し入れする紙類→中身が見えて取り出しやすいクリアホルダーに。
・カタログやはがき、手紙など同じ種類で複数あるモノ→グルーピングしてトレイや引き出しに。

・繰り返し見たり、入れ替えの少ない書類→クリアファイルやそれをまとめたファイルボックスに。

・土地の権利書やマンションの契約書、保険証書など長期保存の書類→ファイルボックスにまとめ、納戸の中の棚など、閉じられた場所に。

クリアファイルをグルーピングしてファイルボックスに入れる場合は、ひとめで欲しいモノがみつかるよう、それぞれラベルをつけましょう。

ラベルは様々なものがありますが、貼って剥がせるものがおすすすめです。ラベルをはがせばファイルは繰り返し使えますし、中身を変えた時も簡単に貼り換えができます。
また使う人別に色を分けたり、お子さんも使うものであれば文字をひらがなにするなど、ラベルで工夫するとより使いやすくなります。

すべてを出してグループ分けし、収納するのはめんどうくさいと思います。でも一度分けて定位置を決めてしまうと、その後がとっても楽になるんです。まず、必要なモノがすぐ見つかるので時間に余裕ができます。また「お礼状を書くレターセットが要るけど、家にあったかな？」などという時も、すぐに確認できるので二度買いのムダづかいがなくなります。

なかでも私が一番いいなあ、と思っているのは、探すことなく探し物が見つかるので、とってもストレスフリーになれることです。「どこにあったかな」「あるはずなのに見つからない」「探したけれど見つかなくて、時間もお金も無駄にした…」「きちんとしなくてはダメだな…」という気持ちの負のスパイラルが断ち切れるのは、とても大きなプラスです。
服ほどかさばらないので、始めてみたら意外にすぐできるのもお家ファイリングのいいとところ。思い切ってやってみませんか？